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2010年 01月 08日

財務相

藤井財務大臣が辞任し、後任に菅直人国家戦略相が就任しました。

藤井氏は体調を理由に辞任したのですがどうやら額面通りに受け取ってもらえません。小沢幹事長との敵対関係や小沢党首が以前使用し問題となっている組織対策費を藤井氏名で31億の支出があったことが原因との憶測が飛び交っています。

また、後任選びに関しても官邸は当初野田財務副大臣の起用を考えていましたが、小沢氏幹事長が難色を示したため結局は菅氏に落ち着いたという論調となっています。

この顛末が事実かどうかは重要です。

今回の人事の結果、仙石氏が行政刷新会議と国家戦略室の二つの重責を担うという歪な形となります。

また、民主党が最も欠けていると指摘されてきた「今後の国家戦略」を決める上で重要な役割を菅氏が担っていくと期待されていましたし、年末に経済戦略を発表した直後ですから、菅氏が国家戦略室を外れて仙石氏が兼任するとなると今後の民主党にマイナスです。

野田財務副大臣は以前民主党の党首選にも出た実力者で、今後の民主党の中心となる人物ですから、財務大臣として更なる実力を付けるというのが順当ですが、野田氏は反小沢勢力です。反小沢勢力が力を付けることに小沢氏が難色を示すことは大凡考えられます。

鳩山総理がリーダーシップを発揮し内閣を率いていることを証明するためにも、ここは野田氏を財務相として起用すべき場面でしたが、益々小沢支配を世間に認識させてしまう結果となりました。

小沢幹事長は政治資金問題で検察から事情聴取を求められ応じる方向ですが、鳩山総理のお坊っちま献金問題とは違い、お金に纏わる黒い影は拭い去れません。

国会での追及が激しくなり世論が小沢退場に傾き、投げ出しが得意の小沢氏が参院選直前に幹事長を辞任、クリーンなイメージを取り戻した民主党が参院選圧勝、安定政権を築くというシナリオでしょうか。小沢氏ならば肉を切らせて骨を断つことも平気です。

自民、民主、どちらにしても権力闘争、お金の問題が付き纏う世界は変わりないのです。やはり世代交代が必要なのです。

そういった意味からも民主党の小沢、鳩山、菅、仙石だけが目立つ従来のイメージを刷新していただきたいものです。

by melo-works | 2010-01-08 13:19 | Comments(0)


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