昨日、ある第一興商子会社の社長と話をする機会がありました。
繁華街中心の店舗については、暦の良かった7月、猛暑の恩恵を受けた8月の業績についても、回復傾向にあるとは言え、前年95%程度だっと言うことです。
ビッグエコーやカラオケ館等、駅前の繁華街でサラリーマンを対象に営業している店舗が該当します。
更に遡って、リーマンショックの一昨年から売上は下がり続け、昨年は対前年80%、今年も前年90%と推移し、この7月、8月で下落傾向に若干歯止めが掛かって上記の数値ということです。
つまり2年前に比べ、100×0.8×0.9=72ということですから、1000万の売上が720万になってしまっているという状況です。
この数値推移はデパートを含めた小売全般に共通する数値です。
デパートの売上はここ数年下落傾向が続いています。
その結果、有楽町西武の撤退等に代表されるように、市場の淘汰が加速することになります。
カラオケボックスについても、今後更に一段と淘汰が進むと思われます。
ビッグエコーやカラオケ館は景気に左右され易いサラリーマンが対象ですが、当社の強みは「地域密着」です。
大手メガチェーンでは、景気が良ければサラリーマンが高額を使い利益も跳ね上がりますが、一旦景気が低下すれば途端に来店がストップします。
方や地域密着型の当社は景気が良くても悪くても安定した収益が可能です。
今後も如何に地域に密着して、地域に必要とされる店舗となるかを常に考え、努力していきましょう。
閑散とするこの時期に、しっかりと考えて行動することこそ、最も大切な仕事なのです。