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2010年 11月 15日

税金

昨日、身内のお通夜に参列しました。

私は車のドライバーでしたから、当然と言えば当然なのですが、アルコールは飲みませんでしたが、私の周りの方の多くもアルコールを飲みませんでした。

ドライバーは飲まないのは当然ですが、全体的なアルコール離れも相当進んでいるのではないでしょうか。

更に、館内は喫煙場所を除き宴会場内は禁煙です。

年配者の一人が「最近はお酒もみんな飲まないし、タバコも吸わない、俺なんか肩身が狭いよ」と嘆いていましたが、お通夜のお神酒の風景も様変わりしていました。

当社でも飲み放題取得率が下がり、アルコール離れが進んでいます。更に、猛暑だった8月のビール全体(発泡酒等も含む)売上も前年割れとなっています。

その影響もあるのでしょう、政府が第3のビールへの増税を見送りました。

酒税の税収は約1兆5000億、タバコ税収は2兆の税収があります。

消費税を1%アップさせると2.5兆円の税収増と言われていますので、酒税とたばこ税は消費税1%以上に相当することになります。

酒税・タバコ税は国にとっては重要な税源なのです。国の財源は直接税と呼ばれる所得税や法人税等と間接税と呼ばれる消費税や酒税、タバコ税等がありますが、酒税・タバコ税は間接税の14%もの比率を占めています。

酒離れ、タバコ離れの加速も良い面は多大にありますが、国の財源という観点からはマイナスです。

景気が悪くなると、所得税、法人税、消費税といった税収の多くを占める税収も減り、更に酒税、タバコ税も減る、多大な借金を抱える日本国の財源確保は大丈夫なのでしょうか?

民主党は事業仕分けにより、特別会計を仕訳しましたが、その中にも無駄が多く存在しています。

乱暴な意見ですが、例えば空港整備特別会計などは空港を作る為の税金ですが、この特別会計の存在が空港建設を後押しし、全国で無駄な空港を作ってきました。こういった特別会計を廃止するのも方法ですが、使い道が決まっている特別会計でも、法を改定し、一般会計化できないかというのも重要な問題です。

法人税減税というニュースが先行する中、代わりの財源を確保しようと国は躍起です。

マイナーチェンジの繰り返しはその場凌ぎです。当初勢いのあった消費税アップは封印されています。

民主党が掲げる「国の形を見直す」という作業無しでは、この国は衰退の一途です。

by melo-works | 2010-11-15 10:50 | Comments(0)


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