カラオケの「まねきねこ」が一人カラオケ専門店をオープンさせます。
その名も「ひとりカラオケ専門店 ワンカラ神田駅前店」で、ルーム数は24、そして一部屋の面積は3㎡での展開となるそうです。
3㎡とは1.5m×2mですから、狭くやはり1人部屋です。
そして驚きなのが、狭い部屋のハウリングを鑑み、お客様がヘッドホン着用で唄うことになるのです。久々の衝撃です。更に食事の提供は無く、ドリンクのみの提供です。
狭い個室にヘッドホンで違和感は無いか?携帯依存の顧客がヘッドホン使用で大丈夫か?バイブにすれば気が付くか?等々ネガティブな感覚しか思いつきませんが、そもそも新しい事にチャレンジするには常識を超えた発想が不可欠です。
ここまで徹底し、それを実際に行うとは驚きですし、ある意味凄さを感じます。
収支を考えましょうか。
店内は3㎡×24=72㎡ にフロントと小さな厨房で100㎡で営業可能です。賃料と人件費、仕入れはかなり押さえられるでしょう。青戸店、宮原店の規模でしょうか。概ね150万~200万の採算分岐点と思われます。
料金体系はどうなるのか分かりませんが、もし1時間400円程度で稼働率が50%と仮定し場合、1日9万程度×30日=270万ですから収支的には問題ありません。
しかし、それだけ稼動するのかも予想がつきません。
ただ、一人カラオケというものを「文化」に引き上げる試みは素晴らしいことで、新しい分野に果敢にチャレンジすることも大切です。
当社上福岡店については2月に場所を移し、新しく建築されたカラオケでオープンします。
その中で一人カラオケ用に近いルームを作り、部屋数も現状よりも多く造作する予定です。当然、料金体系も一人カラオケについては戦略的に行います。
増え続ける一人カラオケという需要を我々も大切にしなければなりません。
まねきねこのチャレンジは要注目です。