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2012年 04月 16日

外交

前回の外交に関して、個別に質問等をいただいたので若干補足をします。

日本が選択すべき外交ですが、「日米同盟基軸」が良いのが、米国からの独立による「自律国家」を目指すのが良いのか、二者択一という単純な問題ではありません。

ミサイル発射に失敗したとは言え北朝鮮は依然脅威であることは間違いありませんし、尖閣諸島問題では中国船の領海侵犯が相次いでいます。韓国とも竹島問題が存在していますし、北方領土問題のロシアも隣国として脅威です。

各国は日米同盟があるからこそ、日本に容易に攻め入れないのであり、日米同盟が生命線の現在、日米関係を強固に保つことは国益の観点からも必要です。

しかし、アメリカからの日本の位置付けは「言いなり国家」「アメリカ国債の引受先」程度、世界各国も日本はアメリカの従順な飼い犬という見方です。

TPP問題にしても、アメリカの強烈な要求に日本が外交で対抗できないから反対であるという論調が主流であり、日本に毎年送りつけられる年次改革要望書(2009年から表向きは届いていない)もアメリカ53番目の州と言われる所以です。

こういった問題に反旗を公然と示している政治家は亀井元国民新党代表であり、ある意味小沢氏であり鳩山氏なのです。

気が付くと思いますが、我々国民が大嫌いな政治家です。官僚・マスコミによって悪の権化のようなイメージを植え付けられた政治家です。私は彼らの全てを信用してはいませんが、少なくともマスコミで報道されていない彼らの真実があることは事実です。

更に、日米同盟か中国・韓国との連携を中心としたアジア重視か、という二者択一という問題でもありません。

日本に求められるのは強かな外交戦略ですが、日本の外務省はアメリカ支配省庁です。実務を執り行う官僚が政治家のビジョン・指示を無視しているのですから、日本に外交戦略など皆無なのです。

こういった現実を知っているのか、マスコミ洗脳状態で過ごすのか、そこが大切なことなのです。

真実を知る、真実を見ようと努力することが大切です。

by melo-works | 2012-04-16 18:34 | Comments(0)


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