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2013年 10月 15日

マーケット

先日書いた米債務上限問題が佳境を向かえています。

ニュースの進展を注視していましたか?

ニュースを見る視点は事実を追っていくこと、メディア報道の真意を見極めること、そしてマーケットに注視することが重要です。

まず、本当に債務上限法案が期限切れを向かえてアメリカ国債がデフォルトする可能性があるのか、メディアの視点とマーケットを比較して見ていくとある程度の真実が見えてきます。

メディアは可能性について最悪の事態を報道しようとします。その方がより興味を引くことになり、不安を煽ることは人々の心理により強烈に働きかけることになります。注目度が増すわけです。

対してマーケットはどう動いているか、期限が近付くにつれ円安に推移しています。

アメリカ国債がデフォルトすればドルの価値は大暴落、安全な円へ資金が流れ円高になります。

マーケットは債務上限問題を無視するかのように円安に推移しています。日経平均も米債務問題を無視するかのように10月に入り上昇を続けています。

報道が加熱を帯びる前の9月末までは円高に進み、報道が加熱し始めた10月上旬から円安に進む、マーケットは報道の加熱とは逆の動きをしているのです。

深読みすると、アメリカ危ないですよ~と囁きながら相場を誘導し、それこそ期限が近付くにつれ、報道の加熱を受けて何も知らない一般市民は焦って円買いドル売りを加速させる、更にリスク資産の株も売る動きをする、正に右往左往の状態。

それをあざ笑うかのようにプロが大量の逆の動きを行い、結果として儲ける。

今回の米債務上限問題で損をしたのは一般投資家、設けているのはプロという構図ではないでしょうか。

ニュースとマーケットを並列に見ていくことは重要です。マーケットは投機の対象のみならず、様々な情報を提供してくれているのです。

マクロ経済を読み解く鍵はマーケットにこそあるのです。

by melo-works | 2013-10-15 11:52 | Comments(0)


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