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2014年 12月 09日

選挙

総選挙が何となく近づいています。何となく、というのはこんなに選択肢に乏しい選挙はないからです。

私の選挙区の掲示板には3名のポスターしか貼られていません。

自民党の牧原氏、民主党の枝野氏、日本共産党の山本さんの3名です。

共産党は私の選択肢にありませんから、残りの2名ということになりますが、枝野氏は東日本大震災の原発事故の際「安全です」を繰り返し、多くの被爆者を出した責任は重く、被爆者を思うと一票を投じる気になれません。

消去法で自民党しか残らないのです。

多くの選挙区でも消去法で結局自民党、という形の選挙でしょう。

自民党優勢、300議席という予想が飛び交い、自民圧勝予想が更に株価を押し上げています。

GDPの改定値が予想値を下回り、マイナス1.9%と経済の沈滞を無視するかのような株価上昇が続いています。

株価は経済実態を表すものですが、世界中で行われている金融緩和によって大量に溢れるマネーの行き先探しが行われ、その行き先が今は日本、というだけのことです。

バブルの先には恐ろしい結末が待ち構えます。特に日本の場合、政府負債が莫大で、少しの金利上昇が日本国の破綻に直結する状況にあります。

選挙を見ても、目先のことを論じているに過ぎず、堂々と「景気と消費税増税は切り離すべき、財政の観点から増税先送りは悪」と言う政党及び候補者は皆無です。

誰か「膨れ上がる社会保障費にメスを入れ、年金支給年齢を引き上げ、そして消費税増税を先送りせず予定通り実施する、今ばかりでなく日本の将来をもっと考えよう」と主張していただきたい。

そういった候補者がおらず、増税先送りには賛成、と無難な主張を行っている議員ばかりでは、今回選挙を行う意味が無いと感じます。

日本政治の弱さが、借金大国日本を生んだのです。そして、我々国民にもその責任があります。目先のことしか考えず、将来世代の負担ばかり重くなる、そんな国に将来はあるのでしょうか。

今回の選挙を見ると、日本政治を憂うばかりで、気分が悪くなってしまいます。

by melo-works | 2014-12-09 11:56 | Comments(0)


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