あまり注目されていませんが、埼玉県知事選挙が行われて、現職の上田県知事が再選されました。
強力な対抗馬も不在で、投票率は過去最低の27%です。県民も今回の選挙にはあまり関心が無かったのでしょう。
上田知事は以前ブログにも書きましたが、「自衛隊は人殺しの練習をしている、警察官も大変、人を見れば泥棒と思ったり・・・」といった常識では考えられない品性を欠いた発言を行い、その人間性には私も疑問を持っています。
さて、本日内閣改造が行われました。
内閣改造は組閣と同じく内閣総理大臣が行い、その顔ぶれにより、総理がどのような観点から人選し、何を行おうとしているのかが評価されます。
人選によって、色々なコメントが飛び交っていますが、大切なのはこれからです。
数ヵ月後には、第一次安倍改造内閣の評価も明かになってくるでしょう。
官房長官には、与謝野馨氏が就任しました。個人的には好きな政治家の一人です。
歌人として有名な与謝野晶子さんの孫で、政界屈指の政策通と言われています。
ただ、谷垣氏と同じく、強烈な財政再建論者であり、消費税増税により早期に財政再建を成すべきという主張を行っています。
安倍政権は消費税問題を含む税制について、今後どのような考えで取組んでいくのでしょうか。要注目です。
また、注目の防衛相には高村氏を持ってきました。党内派閥、高村派のトップで、党内での実力者です。
小池元大臣は自ら再任はないと発言していましたが、国会の目先の最重要課題はテロ特措法の延長問題ですから、防衛相には強力な人物を配する必要性がありました。
同じ派閥内からは、ドロを被るようなものだ、と皮肉なコメントがありますが、日本国にとって、国際社会の位置づけを占う意味でも、テロ特措法は非常に重要な問題です。
民主党の小沢党首が強烈に延長に反対していますから、世論の動向も含めて、非常に注目度の高い議題です。
今回の内閣改造から、安倍内閣の今後に注目していきましょう。