人気ブログランキング | 話題のタグを見る

当社に勤務する皆様へ

meloworks.exblog.jp
ブログトップ
2007年 09月 12日

9.11

9月11日、あの恐ろしい米同時多発テロから丸6年が経ちました。

今年もテロによる多くの犠牲者を追悼する式典が、ニューヨーク市内の世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」近くの公園を始め、全米各地で行われました。

あの9.11以来、アメリカはテロとの戦争に踏み切り、アフガニスタンに攻撃し、イラク戦争へと突き進んできました。

しかし、内戦状態に陥っているイラクにとどまらず、他の中東地域や欧州、北アフリカにもテロが拡散し始めています。

イラク戦争開戦以来の米軍兵士死者は合計3000人以上に上り、民間人の犠牲は7万人以上に上るともいわれています。まさに泥沼状態です。

現状をみる限り「テロとの戦い」を掲げたブッシュ政権の目算は、残念ながら大きく外れたと言わざるを得ない状況でしょう。

そして、9.11を向かえたアメリカの足元を見透かすように、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の映像が、イスラム過激派が利用するウェブサイト上で公開されました。

理不尽な暴力に対して、国際社会が一丸となって毅然とした態度を取らなければいけないのは当然です。

ただ、欧米社会のイスラム教徒に対する抑圧や貧困などへの絶望、アメリカの押し付けの民主主義への反発等々、テロに走る若者が後を絶たない原因を放置したままでは、テロの根絶は難しいことは事実です。

また、アメリカ国内で、テロリスト予備軍とされた「イスラム教徒、35才未満、高卒以上、中流階級・・・・」といったまさに人種差別とも言える米政府の衝撃的な発表は、問題の深さを物語っています。

アメリカ国内にいる多数のイスラム教徒=テロリストとする偏見が横行し、多民族を抱えるアメリカ政府の手詰まり感を象徴しています。

本当に終わりの見えないテロとの戦い、宗教対立、石油利権等々、人類の英知を持ってしても根本的な解決は見えません・・・

by melo-works | 2007-09-12 01:25 | Comments(0)


<< 安倍総理      テロ特措法 >>