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2007年 10月 15日

ドラッグラグ

国会では、福田内閣に民主党の厳しい追及が続いています。

また、福田内閣になり、改革後退ではないかとの論調も目立ちます。

先の参議院選挙では、今まで自民党の牙城であった地方においても、信じられない負け方が相次ぎ、自民党内では、地方切り捨て、格差社会を生み出した改革こそ悪、といった意見も聞かれます。

当然、地方の景気を支えるためには、公共事業を増やす、俗に言うバラマキ政策を求める声が自民党内の族議員から上がり、まさに改革後退を予兆させる動きも散見されます。

典型的なのが、道路特定財源の一般財源化を阻止し、道路特定財源をまさに道路を作るためにだけ使う、それこそ利権を守る声も上がっています。総理自身も口にしています。

そんな中で、目を引く動きをしているのが、舛添大臣率いる厚生労働省です。

個人的には、あまり好きなタイプの人間ではないのですが(品がなく、超攻撃的、人を見下す言動)、年金問題だけでなく、「ドラッグラグ」と呼ばれる、まさに日本特有の問題の改革に動いています。

ドラッグラグとは、海外で承認が済んでいる新薬について、日本での承認までにかかる期間が大幅に長い、という意味で、タイムラグならぬドラッグラグと呼んでいます。

海外で承認された薬が日本で承認されるまで、現在は平均4年程度かかっています。アメリカやイギリスでは1年半というスピードで承認されます。

今も尚、多くの難病で苦しんでいる方達にとって、新薬こそが生きる望みです。現実に、日本では処方されない薬を求めて、治療を国外に移す例もあります。

今回、舛添大臣は、「あらゆる新薬について承認期間を早めたい。5カ年計画で1年半にする」と発言し、国内の審査期間を大幅に短縮する考えを明らかにしました。

勿論、課題も多いのですが、こういった改革を進める姿勢が大切なのではないでしょうか。

世界でも類を見ないスピードで進む日本の少子高齢化、世界一の借金大国であり財政再建が待ったなしの状態の国、また世界共通の問題である地球温暖化、改革を止めている場合ではないと思うのですが・・・

by melo-works | 2007-10-15 00:25 | Comments(0)


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