昨今の景気動向を受け、政府が緊急の経済対策を行う準備を進めています。
目玉となるのは、全世帯を対象に総額2兆円の給付金を支給するというものです。
当初は減税で、ということでしたが、効果を考慮し、給付という形を採択するそうです。
1世帯あたり4万円ほどで、年収などの支給制限は無いそうですが、スピード感は大切で年内に支給する予定という点は評価できますが、もう少し丁寧にできないかという感じです。
1名世帯でも、5名世帯でも、年収5000万世帯でも、年収200万世帯でも、一律4万円では、数値上の経済効果はあっても、本当の意味での弱者救済では無いですね。
他には、雇用保険の年収に対する保険料率(現行1.2%、労使折半)を09年度は0.4ポイント引き下げて0.8%に軽減するといった内容や高速道路料金の引き下げも盛り込む予定です。
雇用保険料は社員の方は毎月給与から控除されていますが、その控除額が僅かですが減額されるということです。
高速道路については、以前から民主党が全額無料化を主張していましたが、今回自民党も採択しました。
そもそも高速道路の料金は高すぎるのです。そうやって無駄な道路を作り続けていく仕組みになっているのです。
国の財政支出は5兆円弱ですが、最近話題の「埋蔵金」を財源にするということです。
埋蔵金といっても、将来の赤字国債の償還に使用するものを使ってしまうことで、将来にツケを回すことに違いはありません。
当社でも、先月迄前年+100万で推移していた高崎店が、今月は前年を下回っています。急激な減速です。組数は+115組ですから、サラリーマンの団体が急激に減っているという状況で、明かに昨今の不況の影響を受けています。
厳しい状況が続きますが、工夫と努力で難局を乗り切っていきましょう。