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2009年 04月 09日

補正予算

麻生内閣が財政支出額約15兆円の過去最大規模の補正予算を組むことが明かになりました。

補正予算とは、当初の本予算どおりの執行が困難になった時に、国会の議決を経て本予算の内容を変更するように組まれた予算のことをいいます。

景気の悪化にともなって公共事業の追加や減税など財政措置を伴う経済対策を実施するなどの場合には補正予算が策定されることになります。

この3月末に本年度の本予算が可決された直後に、すぐ補正予算の提出ですから、今回の経済危機の緊急性を物語っています。

世の中の景気が悪くなった場合、景気浮揚策としては日銀が行う金融政策と政府が行う財政政策の2つがあります。

日銀はお金の流れを円滑にし、経済の浮上を図るために、政策金利なるものを上下させるのですが、日本の政策金利は既に0.1%と下げる余地もほとんど無く、これ以上、有効な金融政策はできない状況にあります。

今は政府の財政政策が必要である、という論調が大勢を占めています。

財政政策とは、主に借金をして(赤字国債を発行)して、色々な政策にお金を使います。ですから、既に借金大国の日本の財政状況は更に悪化することになります。

今回、15兆円もの新しい借金を生み出すことになります。そのツケは将来に先送りすることになります。

今回の補正予算は、主に環境対策と絡めて、新しい需要を生み出す内容となっています。

エコカー購入や13年以上経過した車の買い替えへの補助金、省エネ家電購入の際のポイント付与、太陽光発電への補助といった需要喚起策が目立ちます。

需要が増えれば、生産増になり、雇用を生むことになります。

今回の政府の補正予算に関しては、皆さんの生活に直結する内容も組み込まれています。

ニュース、新聞を注視し、生活に役立てましょう。

by melo-works | 2009-04-09 10:15 | Comments(0)


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