当社の業績について、3月から前年比マイナスが推移しており、厳しい状況が続いていることはご存知だと思います。
各企業も、不景気の今だからできる構造改革を進めています。無駄を省き、効率を高め、利益率を向上させることが一番の目的です。
過去100の売上で利益を得ており、採算分岐が85だとします。今は不景気で70の売上しかありません。これ以上の売上が期待できない場合、70でも利益がでる体質にしなくてはいけません。
仮に70の売上でも利益がでる体質になったとすれば、売上が回復し100に戻った時には、以前より数倍もの利益がでることになります。
そういった取組を行っていない企業は淘汰されます。
不況の今、構造改革に努め、実際に好転した時に、今まで以上の利益体質にすることで企業は発展します。雨降って地固まるというやつです。日本企業は円高の度に構造改革を進め、1$=100円の水準でも利益がでる体質改善に成功しました。
お陰で1$=120円近い水準で推移していた近年で莫大な利益を上げたことは記憶に新しいと思います。今は1$=95円でも利益がでる体質に改善を図っています。
その繰り返しが企業の体力を強めていきます。
本部でも支出の削減に取り組んでいます。
まず考えることは、月々の固定費の削減ですが、その中でも大きなウエートを占めているのが家賃です。
当社のカラオケ部門の家賃の合計は22店舗で1065万です。すべての大家さんが30000円の値下げに応じていただいたとしたら、66万の経費節約となります。
現在4店舗の大家さんから値下げの了承をいただきました。金額にして30万の値下げです。概ね、大家さんも昨今の経済状況をご理解いただき、交渉もスムーズに運ぶケースも多々あります。
また、仕入の値下げ交渉も行っています。
食材やトイぺ等の雑貨まで、ほとんどの業者へ交渉を行っています。
売上を増やす努力と同じ努力を会社のリストラクチャリングに充てていますし、今はそれをやる時期であり、交渉先も受け入れていただき易い環境にあります。
皆さんも店舗でできる努力はしっかりと行って下さい。