人気ブログランキング | 話題のタグを見る

当社に勤務する皆様へ

meloworks.exblog.jp
ブログトップ
2010年 02月 05日

税務署

2日~4日まで会社に財務調査が入りました。

メロ・ワークスは平成15年12月設立の会社ですから(それ以前は町田商店で運営)、設立以来7年目で初めての検査ということですが、会社の規模からも遅すぎる初調査です。

カラオケボックスというある意味特殊な業態ですから、経理処理に関しても担当税理士でさえ仕訳に苦慮されていることもあり、その辺りの解釈に関して指導いただけるものと期待していました。

物品を購入した場合の仕訳で、それが資産なのか消耗品なのかが論点の一つです。

カラオケセットを購入するとします。中古でアンプ2万、モニター5万、スピーカー2万、マイク4万とすると13万となります。

それをカラオケセットとして13万円を資産計上し毎年減価償却を行うのか、それとも中古ですからそれぞれを消耗品扱いにして全て経費として計上するか、解釈の違いで経理処理が異なっていきます。

そういった適切な経理の指導を期待していましたが、税務署のスタンスは全く違い、取引で不正をしている、所得隠しをしている、という疑念からスタートしたのです。

事前に当社の状況をかなり詳細に調べており、池袋店の開店から閉店の取引等、他の閉店した店舗を中心に色々と聴取を受けました。

何故そんなことを詳細に聞かれるのか、私は始め意味が分かりませんでした。

池袋の閉店に関しては大家さんが後に入る方を見付けられ、私はただ賃貸借契約を解約して閉店したのですが、税務署の疑いは、次に入る方と私の間で権利金や造作の売買が行われており、その金額を私が隠しているのではないか、といったものでした。

池袋店の保証金は2000万です。39坪の物件に保証金を2000万も支払い開店する方が、サブプライム問題で大打撃を受けていた昨年4月の時期に見つかったことが奇跡であり、私も6カ月の空家賃(解約は6カ月前予告)を支払わずに済み良かったのですが、そういった世の中の取引の常識と税務署の感覚が如何にずれているかということです。

私はお金にはクリーンにということを皆さんにも常々言っていますが、所得隠しなどの疑念を持たれて調査に来られたことは心外ですし、はっきりと私の見解を伝えました。(かなりエキサイトしました)

起業する多くの人が経理、財務に精通しているのではなく逆に売上を伸ばすことは得意だが経理は苦手という人が多いのが実情だと思います。

そういった方に税務署も「適正に指導する」というスタンスを持っていただきたい。

初めて調査に入る企業に所得隠し等の疑念を勝手に持ち、不正を暴き、追徴課税を取りに行くというスタンスで調査に入ってくるのは本当に如何なものかと思います。

やってもいないことに多くの時間を取られ、資料を提出し、説明を求められる、馬鹿らしい拘束です。疑念があるならそちらで相手業者を調べるなり勝手に調査していただきたいものです。

仕事の本質、自らの業務の意義を考え直していただきたいものです。

by melo-works | 2010-02-05 10:49 | Comments(1)
Commented by h・k at 2010-02-07 00:59 x
初めてのコメントです。

今回の税務署の件は、自分にとってテレビの中の世界という認識でした。身近に起きた話で驚きを隠せません。

この件で感じたことは、税務署の仕事が正当な民間会社にも疑いの面から来るということです。もちろん、正当かどうか、判らないことですが、国(税金)の仕事をしているなら、民間を助けるといった意識で行動してもらいたいと思います。
自分自身もっと勉強をしなくては、何が敵になるか分からないと感じました。


<< 眼鏡      マニュフェスト >>