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2011年 01月 03日

知ること

昨年は政権交代後の新年という事もあり、新聞各社は「改革元年」と希望に溢れていた感がありましたが、今年の元旦の新聞は危機感を通り越し、悲壮感漂う内容が目立ちました。

「もう待った無し、今年やらねば本当に手遅れ」と言った論調が目立ちます。

日経新聞では歴史を遡り、ベネチアの衰退と現在の日本を照らし合わせて危機感を訴えていましたが、過去の蓄積に頼り、平和呆けの真っただ中にある日本の将来に明るさはありません。

徐々に衰退しソフトランディングできるならば良いのですが、日本国の破綻は「そこにある危機」なのです。

少子高齢化社会による人口構造の変化は急激で、日本人の平均年齢が60歳に到達する日も遠い先の未来ではないのです。「老人社会」に発展はありえません。

私も相当の危機感を感じていますが、この実態を当社に勤務する人間は知っていなければなりません。企業の存続にはマクロ経済の変化を予測し、将来を睨んだ変化が求められているからです。

例えば、私は大型店舗の経営は行いません。

限られたパイを奪い合う競争の中で、無駄を抱えている企業が倒れていくのです。現に、郊外の大型店舗中心に運営している企業の業績の落ち込みは激しく、今後もそういった基調は続くと予想されます。

企業は同業他社との競争だけでなく、業界の垣根を越えた競争の時代に突入しています。

今年手掛ける新店舗のテーマは「居心地の良い空間」を考えています。競争相手はファミレス業界やカフェ業界です。居心地の良さでは群を抜いて評価が高いスターバックスが手本です。

ソファや内装のちょっとした工夫、コーヒーを始めとしたカフェ飲料の充実、30分~利用可能かつ15分単位の料金設定等々、競争に勝つ為の優位性を打ち出し、他業界との競争に勝利をしていくための「創意工夫」を行うのです。

マクロ経済の認識の差が経営に大きく影響します。今年も色々な事に関心を持ち、「知る」ことの努力を継続していきましょう。

by melo-works | 2011-01-03 14:57 | Comments(0)


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