民放ではほとんど報道されていませんが、元旦の千葉県沖の地震で福島原発4号機の使用済み燃料プールの水位が低下し、かなりの量の放射性物質が放出されました。
4号機の使用済みの燃料プールというのは、放射能を閉じ込める最後の防壁である格納容器という容器のさらに外側にあります。つまり放射能を閉じ込めるという防壁に関していえば何も無いという場所に使用済燃料プールがある状態なのです。
そのプールには原子炉の中に通常入っている燃料の2、3倍の使用済みの燃料が溜まっています。そして、プールが崩壊の危機にさらされている状況は今も続いていることは間違いありません。
東京電力も当然事の重大性に気付いており、耐震補強工事を行いましたが、余りにも酷い作業環境での工事な為、完全な工事を行うことが実際上できない現場なのです。
今後更に余震も来るでしょうし、次に大きな余震が来たときに4号機の使用済み燃料プールがどうなるのか、専門家の間でも「大きな不安」という表現を使って危機の大きさを表しています。
万が一崩壊してしまえば、250キロ圏内は膨大な汚染を受けることになります。都心を含む多くの地が汚染されてしまうのです。
そこでネット上では避難の勧めが叫ばれています。
この様な危険な状況は多くの専門家が指摘していますから信憑性は高いと思われます。しかし、こういったリスク情報をマスコミが全く報道しないという現実は、政府からの報道規制があると判断して良いでしょう。
実際1月に入り上昇した数値から分かる通り、今も大気中には通常よりはるかに多い放射性物質が浮遊している状態であり、我々も被爆の危険があるのです。
真実はどこにあるのか?心配、関心のある方はネットで調べてみるとよいでしょう。