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2013年 12月 20日

猪瀬知事

猪瀬知事が辞任を発表しました。

相当追い込まれたのでしょう。議会が追い込み、周囲やメディアが辞任の流れを作る、ポストに異常なまでに固執していた猪瀬知事も精神的に疲弊し、遂にギブアップです。

数々の政治家が「追求」に耐えられず職を辞してきました。多くの総理大臣も惨めな最後を迎えました。

今、自信に満ち溢れている安倍総理も、以前は消えた年金問題で追い込まれ、参院選に大敗し、体調の悪化を理由に惨めに辞任していきました。

日本では武士道に通じる潔さ、引き際の美学が大切とされますが、海外では価値観が違うようです。

イタリアのベルルスコーニ氏などは数々のスキャンダルを笑い飛ばし、自身の否を一切認めず、有罪判決を受けても尚大統領返り咲きを狙っていましたし、アメリカでは唯一ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれたニクソン大統領を除き、任期途中で職を辞した大統領は存在しません。

今回の猪瀬知事の辞任は本人の答弁通り「脇が甘く政治家としては素人、そして傲慢だった」ということです。

実務者としては有能だった猪瀬氏は副知事が分相応だったのでしょう。東京都知事という名に勘違いをし傲慢になり、倫理観を問われる立場なのに政策さえ遂行できればそれでいいと勘違いをする、そういう人物だったのです。

当社でも同じように勘違いで辞めていった人物は沢山います。アルバイトから店長になった途端、勘違いをして急に偉くなる、社員から経営者になった途端、大社長になったと勘違いをする。

「勘違い」という言葉を使用していますが、要は勘違いとは「人生に対して軽薄な思考」なのです。

自身の職の重責に押しつぶされそうになりながらも、周囲の人の幸せの為に、その職を全うしようと日々努力を積み上げる。それが責任ある立場の根底になければなりません。

多くの反面教師を手本に、長と名の付く立場にある人物は、自身を律し、日々努力を積み重ねていきましょう。

by melo-works | 2013-12-20 11:25 | Comments(0)


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