人気ブログランキング | 話題のタグを見る

当社に勤務する皆様へ

meloworks.exblog.jp
ブログトップ
2014年 02月 03日

都知事選

東京都知事選まであと一週間となりました。今一つ盛り上げりに欠けている感が否めませんし、候補者の顔ぶれがそうさせていると感じているのは私だけでしょうか。

本命の舛添氏は小泉進次郎氏の言葉が本人像を言い当てていると思います。「野党で一番苦しかった時に『自民党の歴史的使命は終わった』と言い、離党し除名された」人物です。

自民党を離党し、その後の選挙でキャスティングボードを狙い新党を立ち上げて勝負しましたが、惨敗した人物です。東京都知事としては品性が欠けているとも感じます。

細川氏はそもそも小泉氏頼みの立候補、という時点で問題外です。

小泉氏の応援が無ければ勝負にならず、他人頼みの候補者ではその時点で既に不適格者です。

更に、猪瀬前知事の政治と金の問題での辞任の直後に、過去1億円献金問題で総理を辞任した人物が立候補するというのも如何なものでしょうか。

原発問題を争点に東京都知事選を戦う、その戦術も都民には受け入れてもらえていませんし、私も良いとは考えていません。

原発ゼロに反対と考えているのではなく、その一点だけを都知事選の争点にしようとする手法を批判しているのです。

原発問題は国の根幹を形付ける重要な議論です。先日、櫻井よしこ氏が日経に意見広告を載せ、原発ゼロ政策を根底から批判していました。
・日本のエネルギー自給率は4%
・巨大電力消費地の東京が火力発電に頼ってよいのか
・大気汚染の増加を受け入れるか
・電力料金の高騰に耐えられるか
・中小企業の衰退を座視するのか

一見、最もらしい意見ですが、今現実にほぼ原発ゼロ状態で日本は稼働しています。確かに温暖化の問題、電力料金の高騰、貿易赤字拡大と問題は山積していますが、大きな変革の最中に歪が生まれるのは当然ですし、そもそも日本の原発は全く安全ではないと個人的には感じています。

だからと言って「核、特に再処理技術」という安全保障上の議論、原発輸出と日本経済等々、即時ゼロというのもあまりに拙速とも感じています。

原発問題は当面の政策と将来に向けてのビジョンを融合させなくてはならない、つまり国の根本的な問題、明らかな国会マターであること、更には単純な二者択一の問題ではないことが、今回の選挙が今一つ盛り上がらない理由なのでしょう。

原発ゼロかそうでないか、都民を単細胞に見立てた馬鹿にしたフレーズです。

東京都知事選、議論を深め、日本最大の地方選を盛り上げて欲しいものです。

by melo-works | 2014-02-03 11:52 | Comments(0)


<< 税金      リスク懸念(続き) >>