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2014年 03月 13日

理研

理化学研究所などが1月に英ネイチャー誌に発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文の信頼性が揺らいでいます。

論文の筆頭著者であり研究ユニットリーダーである小保方さんは若い女性でもありメディアに大注目され、リケジョ(理系女子)として話題を集めノーベル賞確実とまで持て囃されました。

論文内容の信ぴょう性については良く分かりませんが、コペルニクス的大発見とも言われた新万能細胞の発見が、意図的に仕組まれた虚偽の事実だったとは現時点では考えられません。

今回の問題で注目したいのが、日本の主導的な科学研究機関である「理化学研究所」の対応です。

理化学研究所は日本の科学技術の中心であり、理事長はノーベル化学賞を受賞した野依良治(のよりりょうじ)氏が務め、独立行政法人として国から毎年800億もの補助金を受け取っています。本部は埼玉県和光市にあり、私も移動中に度々前を通っておりご存知の方も多いと思います。

理研の研究は幅広く、世界一のスーパーコンピューター京を稼働させていることも広く知られています。

もし、今回の研究結果に重大な過失がある、もしくは最悪ねつ造だったとしたら理研の信頼性を大きく損ねることとなり、日本の科学技術関連の信頼を失墜させることになります。

以前、韓国ソウル大学の黄(ファン)兎錫教授のES細胞論文捏造事件がありました。ファン教授は韓国の英雄として持て囃され、ES細胞は世界的大発見として世界中から注目されましたが、その事実が全てねつ造だった事件です。

我々日本人は失礼ながら「まあ韓国だったらあり得るか」と感じた人も多かったのではないでしょうか。

今回の件で世界は「理研が」という目線ではなく「日本は」という視点で捉えることは間違いありません。正に日本=ねつ造の国という構図となります。

今回の件で、理研は過去不祥事が起こる度我々が見てきたお役所的対応に終始しています。

明日14日に理研により事実調査内容の発表がありますが、大いに注目したいところです。

直向きに夢を追いかけ日々努力を重ねている多くの研究者のためにも、今回の理研の対応は重要なのです。

by melo-works | 2014-03-13 12:31 | Comments(0)


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