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2015年 03月 12日

大震災

東日本大震災から4年が経過しました。

各地で追悼行事が行われ、惨劇を忘れない、復興は道半ばを感じた方も多くいると思います。

実際、復興は道半ばどころではありません。特に津波で崩壊した市町村では、家の一軒も建っていないのです。このサイトを見ると復興の現状が一目で分かります。http://mainichi.jp/feature/20110311/mitsumeru2015/

安倍総理は新たな復興支援の枠組みを夏までに策定すると述べていますが、阪神淡路大震災に比べ、全てが遅すぎます。被害規模、津波という輪廻を考えると仕方の無い部分もありますが、行政の限界を露呈しているのです。

被災者に寄り添う、というお題目を繰り返しながらも、行政の行うことは他人事です。正にお役所仕事、ここに致命的な問題があります。そして、行政に対しての政治の介入、リーダーシップが不在なのです。

福島第一原発の廃炉及び汚染水も大きな問題となっています。日々300トン以上増え続けている汚染水は既に60万トンに達しています。その結果、タンクの数は800基余りに上り、敷地は限界に近づいていて、その先をどうするか具体的な見通しすらないのです。

放射能汚染による甲状腺がん等の被害も出ています。実際、日本で公表されている汚染度合いと海外では大きく認識が異なり、我々は放射能に汚染された地で生きていくしかない、という説もあります。

放射能に関しては、過去のデータも少なく、何が本当に正しいのかは分かりませんが、「除染」に関しては問題が多すぎて、放射能に汚染され高い放射線量の地域でも除染活動は遅々として進んでいません。

東日本大震災の復興は道半ばどころか、恐ろしいまでに進んでいないことを我々は知らなければなりません。

政治家が、その事実から目を逸らして自らの利権の為に活動していることを知らなくてはいけないのです。

メディアも都合の悪い真実から目を逸らし、自らの利権のために、正義を貫いていないのです。

知る事こそ、我々ができる最低限の責任です。事実を直視し、個々人の問題意識を高めることこそ必要なことです。

by melo-works | 2015-03-12 12:01 | Comments(0)


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