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2015年 08月 03日

中国

日本のマーケットも大規模金融緩和や年金運用により「歪められた市場」状態が続いていますが、中国のマーケットは「歪められた市場」を通り越し、もはや「中国共産党が操作している状態」となっています。

中国経済の実態に関して、正確に言い当てることは難しいですが、発表数値と相当な乖離があることは間違いありません。

東芝を通り越して、無い数値を中国共産党が勝手に捏造し発表している状態です。

中国の多くの地方都市では消化不可能な数の住宅が供給されています。誰も住んでいないマンションや建設途中の物件がそこらじゅうに溢れているのです。

これは中国の巨額の景気対策の副作用です。日本も似たようなことがありましたが、多くはリゾート施設や無駄な公共事業です。中国は人が住めない数のマンションを建て続けることで、景気を支えてきました。需要の先食いを通り越しています。

また、中国国内には多くの閉鎖された工場があります。

中国よりも更に人件費の安い国へ移っていったり、供給過剰によりその役割を終えたもの、要因は様々ですが、中国国内に工場が増え続ける時代は終わりました。

中国の経済指標は悪い数値のオンパレードです。自動車販売もマイナス、景気指数もマイナス、設備投資もマイナス、本当に7%の経済成長が達成されていると考える人はいないでしょう。

日本経済の最大のリスクは中国経済の崩壊です。

ソフトランディングならば対応もできますが、中国がクラッシュしたら日本も相当な影響を受けます。

中国の株式市場は今後も不安定な状態が続くでしょう。買い手はほぼ国だけです。

今日の日経の一面は上場企業の75%が増益というものでしたが、隣に大きなリスクを抱えた国が存在しているのです。

中国経済からは目が離せません。

by melo-works | 2015-08-03 12:24 | Comments(0)


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