先日、会議で話しましたが、人々は常に「不安」を抱えながら生きています。
不安の感じ方は人それぞれ個人差があり、オプティミスト(楽観主義者)は不安が小さく、ペシミスト(悲観主義者)は様々なことをネガティブに考え不安が増大していきます。
ですが、人はその時の状況によりオプティミストにもなり、ペシミストになる、というのが私の持論です。
面談を行っていて気付くことがあります。目の前に「自分ができるだろうか」と大きな不安を抱えている人からは、ネガティブなオーラを感じます。
ところが、「上手くいっている状態」の人からは強烈なポジティブオーラを感じます。
同じ人でもネガティブに支配される時もあれば、ポジティブ全開の時もあるのです。同じ人か、と驚く時もあります。
不安を感じたり、ネガティブな発想の時に有効な手段は「自己洗脳」です。
まずは、抱えている不安やネガティブ要素と、とことん向き合い、自分なりの解決方法を決めます。
その解決方法が有効で効果を発揮するかどうかは分かりませんが、とにかく「覚悟」を決めて、自分の心に「大丈夫、私はできる、私はやれる」という自己洗脳を繰り返し行います。
何かネガティブな発想が浮かんだ時、不安が頭を過った時、「大丈夫…」を繰り返します。
そうこうしているうちに、ポジティブに支配されるようになります。
文字に起こすと陳腐ですが、自己洗脳は非常に有効な自己形成プログラムなのです。
成りたい自分に成る、方法です。
大切なことは、何の根拠もないままに「大丈夫」ではなく、問題と向き合い、まずは自分で解決方法を模索し、そして他人と問題を共有し、他から助言を受け、「こう取り組む」と覚悟を持つことです。
先日の面談でも不安があり悩んでいる人もいましたが、不安=正常な状態であり、その不安を乗り越えることで成長する「チャンス」だという認識を持っていただきたい。
人生は長いマラソンです。良い事悪い事の繰り返しです。その中でモチベーションを一定に保つための手段として、自己洗脳は非常に有効な手法です。
この方法を知らない人は、その時々の心理状態によって、その都度モチベーションが上下します。周りに与える影響のマイナスは計り知れません。
若い時に、自分との正しい向き合い方を身に付けていただきたいと共に、強く大きく成長いただきたいと願っています。