各店舗、年末料金を検討していると思います。
料金戦略については以前より色々と書かせていただいていますが、年末料金についても、「当然満室になるから」「売上を上げたいから」という要素が優先し、当社本来の理念を忘れては本末転倒です。
年末は稼ぐ月です。企業にとって、特にこの業界にとって12月の売上が業績を大きく左右することになります。
また、12月の売上こそ店舗の1年間の努力の集大成、とも言えます。1年間の努力の積み重ねが12月度に実を結び、良い結果を残すことが大切です。
しかし、その方法を「料金を高くすること」で解決しようとするならば、後々お客様のシビアな審判に晒されることになります。
料金戦略は多々ある要素の一つに過ぎません。
年末料金とは、普段以上に忙しいスタッフに対して、少しだけお客様にプラス料金をご負担いただく、という解釈で設定下さい。
アパホテルがホテル満足度調査で35のビジネスホテルの中で最下位になりました。
大きな要因が繁忙期の値段の上昇が他ホテルと比べて大きい事です。繁忙期にガツンと料金を高く設定し、それがコストパフォーマンススコアを下げているのです。
当社は「コストパフォーマンス=お客様満足度 日本一」を掲げています。
その理念を忘れずに、お客様にご負担いただく料金として最適な価格と時期を設定下さい。
地域密着店舗として、地域のお客様に愛され続ける店舗を作りましょう。