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2018年 02月 02日

北尾氏

先日も書きましたが、コインチェックから流失した仮想通貨NEMの件に関して、SBIホールディングスの北尾吉孝社長が強烈に批判しています。

北尾氏は過去数回ブログに書いたこともありますが、ソフトバンクの孫社長と盟友関係にあり、中国古典に精通し、特に論語に関しての著書もあり、私の尊敬する経営者の一人です。

北尾氏は金融ネット証券やネット銀行の世界で圧倒的な存在感を放つSBIグループを率い、仮想通貨とモバイルファイナンスという新たな分野での先駆者という自負もあるでしょうから、その発言の真意は自社の将来を見据えたものではありますが、経営とはどうあるべきかを言い当てています。

「コインチェックは本当に初歩的な問題。まったくナンセンス。最も腹が立つのは、システムにお金をかけるべきところを、CMにばかりお金をかけていたこと。こういう輩はカス中のカスだ」

更に現金で保証すると発言したことに対して

「私には彼らが4百数十億円も返せるとは思えない。そんなにボロ儲けしていたのか。そうであれば、ちゃんと税金は納めていたのか。今どき現金でそれだけの額を払える会社は少ない。金融庁は徹底的に審査しないといけない」

業界や仮想通貨に係る全ての信用を失う可能性のある「システムの安全性」に対する投資を軽視、後回しにし、自社の金儲けの為にCM(出川氏を起用)を優先していたことに怒り心頭なのです。

我々の業界で言えば、自社の利益の為にキャッチ行為に走り、大切な業界の信用を損なうといった感じでしょうか。

更に、短期間に多額の利益を挙げているにも関わらず、安全性への投資を後回しにしてきたということに関しても批判しています。

対象的にSBIの仮想通貨に対する事業展開は極めて慎重です。

北尾社長は「世界一安全で世界最大の取引所を作る」と言い、中国で仮想通貨取引所を運営すHuobiグループと提携し、オペレーションのノウハウなどを吸収します。それと同時に、ウォレットの安全性を高めるため、英nChainなど海外企業との提携も進めています。

更に、マイナーな通貨は扱わず、ビットコイン、ビットコインキャッシュ等の一部の取り扱いに限る徹底ぶりです。

経営とは、将来のビジョンがどう描けているか、その事業が社会的にどう貢献するのか、そういった総合的な視点が必要だということを如実に物語っています。

金儲けを否定しているのではなく、理念・ビジョンを疎かにしては、長く社会に必要とされる企業は作れないということです。
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by melo-works | 2018-02-02 10:40 | Comments(0)


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