企業の18年度決算発表が相次いでいます。3月が年度末ですから、5月のこの時期に昨年度の決算発表を行う企業が多いのです。
大手企業は概ね好決算が目立ちます。
トヨタ自動車の1年間の純利益は前年比14.1%増の2兆3825億円です。売上高は前年比13.8%増の23兆9480億円です。
利益が2兆円とは、想像もつかないですね。
ですが、トヨタ自動車の株価は年初来安値を更新中です。原因は決算発表を受けて、北米での新車販売の鈍化を嫌気した売りが多いからです。
トヨタは今まで故障が少ない、アフターケアが行き届いている、低燃費で環境に良いといった理由で北米を中心に世界中で販売台数を伸ばしてきました。
19年度の販売台数では、GM(ゼネラルモータース)を抜いて世界一になる予定です。
ですが、各自動車メーカーも環境に配慮した低燃費の車種を充実させて、トヨタ追撃を急ピッチで進めています。
日本では新車が売れていません。ピーク時の7割程度の販売台数です。
ですから、自動車各社は中国やその他発展途上国への投資を急いでいます。先日も書きましたが、燃料問題が深刻化するのは当然です。
トヨタとホンダが概ね好調、対して日産は再び不振に喘いでいます。
話は逸れますが、トヨタが環境に配慮した企業というイメージが定着していますが、世界中に二酸化炭素をばら撒いている物を提供し、環境汚染の主たる原因になっている企業だということは事実です。これも全くの変な思考ですが、車が原因で多くの人が命を失ったことも事実です。
企業活動とは利益を追求していくことですが、その中で社会に負の影響を与えていることもある、世界のトヨタでさえ、避けて通れない事実・・・そういったことを考えると、自分の中に答えが見つからずに、割り切れない部分があります。
今は「地域のお客様に廉価で楽しい時間と場所を提供する」ことに全力で取り組み、多くのお客様に楽しかったとご満足いただける店舗を作りたい、そう思っています。
週末、頑張りましょう。