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2007年 11月 16日

証人喚問

守屋前防衛事務次官の2回目の証人喚問が昨日行われました。

今回の証人喚問は、守屋前次官の接待問題から、特定事業者への利益供与が問題となりました。

特定の事業者とは、山田洋行という企業であり、その山田洋行の元専務が立ち上げた日本ミライズという企業です。

話は途轍もなく巨大で、その山田洋行はGE(ゼネラル・エレクトリック)社の代理店であり、利益供与とされている取引は航空自衛隊次期輸送機(CX)のエンジンです。

GEは世界最大の企業です。電気機器、航空機エンジン、発電所、メディア産業、軍事産業(ロケットエンジン、宇宙開発)、金融事業など幅広い分野でビジネスを行っており、どのビジネスもその産業分野でのシェアが1位か2位であることをビジネス存続の条件としている企業です。

この方針は、1981年から約20年間の長きに渡りCEOを務めた「ジャック・ウェルチ」が打ち出したものです。

ご存知の方も多いと思いますが、ジャック・ウェルチは、「20世紀最高の経営者」と呼ばれ、数々の経済雑誌やメディアから「世界でもっとも尊敬される企業」や「最強企業」と称され文字通り世界を席巻しています。

ジャック・ウェルチ関連の本も多数でていますので、興味のあるかたは読んでみると良いでしょう。

その世界最大企業も絡み、そして、昨日の証人喚問では大物政治家2名の名前がでました。久間元防衛大臣と額賀財務大臣(現職)の2名です。

額賀大臣はすぐさま否定しました。その否定が正しいがどうかは疑問です。

昨日の喚問中に、守屋前次官は「自分のせいで一生懸命仕事をしている自衛隊員に疑惑の目が向くのはつらい・・・」と涙を手でぬぐいました。

防衛省のトップとして、現場で一生懸命、それこそ命を懸けて任務を遂行している自衛隊員に対して、顔向けできない心境だったのでしょう。

それこそ、本当に申し訳ないと思っているなら、歯切れの悪い答弁をせずに、全容の解明に向けて、全てを明らかにしてほしい、そう感じます。

by melo-works | 2007-11-16 10:02 | Comments(0)


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