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2008年 03月 26日

ガソリン税

ガソリン税の暫定税率廃止に伴うガソリン値下げが現実味を帯びてきました。

現状の膠着状態がこのまま3月末まで続くと、4月から時期の差こそあれ、ガソリンが約25円値下がりすることになります。

世論の50%以上はガソリン税廃止に賛成の意思表示をしています。

ただ、今回のガソリン税廃止には主に地方の大きな痛みが伴うことも事実です。既に、暫定税率を前提にした予算を組んでいる自治体が大勢であり、ガソリン税廃止を見込んで予算を組み替えた自治体はごく少数です。

見込んだ予算が実際に入ってこないとなると、該当事業をストップさせるか、他から収入を持ってくるか、何かしらの方策をとらねばなりません。

おそらく、着工中の道路建設や予定していた道路建設事業がストップするという事態も起こるでしょうし、それに伴って倒産や失業といった事態も考えられます。予定していた福祉政策を中止にして、その財源を道路工事に充当するといったことも考えられます。

そもそも、こんなにも重要な法案の審議が直前になってどたばたしていること自体、国会運営に根本的な問題があります。

政府与党は、この法案はちゃんちゃん、と成立して当たり前、という概念しかないからです。

「改革」「改善」という概念が、国家に不足しているのですから、大問題です。

日銀総裁人事にしても、通過するだろうといった根拠の無い見込みから生じた空白です。

内閣支持率も30%を切り、20%台に突入し、内閣存続の危険水準に入りました。

ただガソリンが下がって嬉しい、ではなく、実際起こっている痛みを現実として直視し、国会の攻防にも関心を持って注視していきましょう。そういう姿勢が世の中を知るということにつながります。

by melo-works | 2008-03-26 16:10 | Comments(0)


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